卒業式の答辞を任されたら【何を書く?】【長さは?】【必要な物は?】

答辞とは、
在校生代表の方からの送辞に"答える"形で、卒業生が読むものです。
この記事では、
 

を紹介しています。

 

1.答辞の構成・長さ

 
答辞の具体的な内容については、私の場合は自由でしたが、過去の先輩たちのをお手本に、構成を考えました。
 
1 季節の挨拶、挙式のお礼など
 
2 6年前の入学を振り返る
 
3 行事について
(運動会、球技会、修学旅行、遠足など...)
 
4 お世話になった方たちへの感謝
(両親、先生、同級生、神様(キリスト教の学校だったため)
 
5 卒業生への言葉
 
6 在校生へのメッセージ
 
7 卒業の決意
 
8 締めくくり
 
 
 
ざっくりとこんな感じです。
 
もっと詳しくすると...
 

 
1 季節の挨拶、挙式のお礼など
春の訪れを感じるこの良き日、私たちは卒業の日を迎えることができました。このような厳かな式をご用意くださり〜略〜。ご臨席を賜りましたみなさまに、卒業生一同、心より御礼申し上げます。〜略〜
(加えて、送辞への感想を短く述べる。)
 
2 6年前の入学を振り返る
6年前の入学式、私たちは〜略〜。そんな私たちが、こうして卒業を迎えています〜(6年間での、勉強面、生活面での成長について触れる)
 
3 行事について
初めての行事、中1オリエンテーションでは〜、高3修養会では〜略〜。クラス一丸となって戦った体育祭、球技会では〜〜。文化祭は、〜な場所でした。(友人との絆など、行事を通してえたものについてのべる)
 
(行事を振り返って、「この6年でたくさんのことを学びました。」という風に締めたあと、まわりの人への感謝を述べます。)
 
4 お世話になった方たちへの感謝
先生方。先生方は〜〜してくださいました。〜略〜。
私たちを最も近くで支えてくれた家族へ。〜略〜してくれてありがとう。
私たちを導いてくださった神様。〜略〜。
そして、共に過ごした最高の友達。〜略〜。(その学年らしい、良いところを挙げる。例えば、"いつもは騒がしいけど実はお互いに思いやっていて優しい"とか)
(余談ですが、、ここが一番泣きそうになります。。。)
 
6 在校生へのメッセージ
在校生の皆さん、〜での時は、〜〜です。ご活躍をお祈りしています。
(残りの生活を大切に過ごしてね、という感じのメッセージ)
 
7 卒業の決意
私たちは今日、この学校を巣立ち、〜〜それぞれの道を歩み出します。〜〜見守っていてください。
 
8 締めくくり
〜略〜、私たちはとても幸せです。ありがとうございました。これを以って答辞とさせていただきます。
 
(最後に、「○○○○年○○月○○日 卒業生代表○○○○○」と言って終わりです。)

 
「長さは5分程度で」と言われたものの、やはり5分では伝えきれず。。。
 
最終的に完成したものは、文字数にして2400字弱実際に本番読むと、9分弱でした。
 
一般的に、人は「1分間に300文字程度話す」と言われているので、それを目安にすると分かりやすいです。
 

書くために必要なもの

 
答辞の内容が決まったら、専用の用紙に清書します。
 
 
必要な道具はこちらです↓
 
 
 
・式辞用紙
・筆ペン(100均でOKです。なければ黒サインペン)
・じょうぎ
・ハサミ
・カッター
・のり(テープのりが便利)
・文鎮(よく書道で使うやつです。紙を浮かないように押さえられれば、別のものでもオッケーです。)
 
 
「式辞用紙」というのは、答辞などを書く時の専用の紙です。近くの文具屋さんでも売っていますし、なければAmazonで手に入ります。



 
ただし、短い、長いなどサイズがいろいろあるので、時間があれば実際に手にとって、持ちやすさを見るのがおすすめです。
 
ちなみに、私はなんとなくですが大(長いもの)にしました。
値段は、1個400円弱でした。
 
 
その「式辞用紙」がどんなものかというと、
 
こんな風にじゃばらになっています
 
 
 
書く道具としては、筆ペンを使いました。
 
私の学校では、近年はサインペンだったんですが、せっかくなので筆ペンにしました。
 
【結論】から言うと、筆ペンにして正解でした。(理由は後述)
 

3.書く作業について

 
 
草案を親や学校の先生に見ていただき、推敲して、道具を揃えたら、いよいよ清書します。
 
 
一面に4行のペースで書いていきます。
 
字が大きくなりがちな人は、はみ出しに注意です。
 
 

書き間違えの対処法

 
 
間違えたら、直すのが大変そうに思えますが、心配は入りません!
 
私も最初は、「2400字もあるのに、ノーミスでいけるのかな?」と不安でしたが、
 
ミスしてしまっても大丈夫です。
 
なぜなら、間違えたらそのじゃばらだけ切って、次の新しい面に繋げれば良いからです。
(必要なものの中に、ハサミとのりを含めましたが、それはこの時のためです。)
 
間違えてしまっても軌道修正しやすくて、案外楽ちんです。
 

筆ペンを推せる理由

もしこれから清書に取りかかろうとしている方がいれば、サインペンではなく、筆ペンで書くことをおすすめします。
 
理由は、手に負担がかかりにくく、ストレスフリーに書けるからです。

 
紙との摩擦が断然少ないので、スラスラと書けます。
 
しかも筆で書いた方が、字が下手でも、なんとなくいい感じに見えます。(笑)
 

最後に。

 
 
答辞を任されたら、自分がみんなの気持ちを私が代弁できるのか。
不安になりますよね。。。自分がこんなの読んでいいのかなと。。
 
しかしみんなの気持ちを全て表すことは、残念ながら無理です。
ですのでどんなことを読んだら、「良い高校生活だったな〜」と聞いている同級生、先生、親が振り返れるのか、を考えて文章を書いたら良いと思います。
 
人それぞれ、高校生活の思い出は異なるので、細かいことはあえて言わなくても良いと思います。
 
でも、その学年のカラーが滲み出るような、そんなエピソードがあれば、ぜひ入れてみてください。笑いあり、涙ありのオリジナルな答辞になります。
 
もし行き詰まってしまったら、修学旅行のしおり、文化祭のパンフレット、色紙など、自分の思い出のものを漁ってみると、何かアイデアが見つかるかもしれません。
 
 
あとは、先輩のを参考にして、「型(テンプレ)だけをマネする」のも一つの手です。
 
では、頑張ってください。オリジナリティに溢れた、答辞ができると良いですね。
 
そしてご卒業、おめでとうございます。

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